なんでもあるのに、なんにもない。

JA06329-2.jpg


CL:JA福井県中央会
CD,C:野尻昌明
AD,D:中野勝巳
P:長谷川博

関連リンク:ふくいごはん党:広告ギャラリー

福井新聞 2006年3月29日 掲載



なんでもあるのに、なんにもない。

近年の日本では、食情報の氾濫とメディアによる絶えることのない新しい味の追求によって、市場には食材が溢れています。ところが、日本人の食生活の実際をよくみると、食卓にはコンビニエンスストアやファーストフードの献立が並び、個人の栄養チェックで低栄養を指摘される事例も現れてきました。マーケットは飽食、食卓は貧困、個人は低栄養という不思議な現象が生じています。しかも、孤食の増加で食事が楽しくない。楽しく食べないから、栄養もいきわたらない。少子化現象は進んでいるのに、コンビニで夕食を買い塾に通うこどももいます。なにかがおかしくないですか?外食、中食は、たまに食べるからおいしいのではなかったですか。ウチごはん、まじめに考え直しましょう。お子さまの、将来のためにも。